• 民事訴訟法ー6.審理と審理の諸原則
  • 1.当事者主義と職権主義
  • 当事者主義と職権主義
  • Sec.1

1当事者主義と職権主義

堀川 寿和2022/02/02 15:26

意義

 当事者が主導して訴訟を進行する場合を「当事者主義」といい、裁判所が主導して訴訟を進行する場合を「職権主義」という。

民事訴訟法の立場

 現行民事訴訟法は、当事者主義と職権主義を併用する。具体的に次のように分類される。

当事者主義を採用する場面

 訴訟の開始、終了、審判対象の設定(処分権主義)

 訴訟資料の収集(弁論主義)

職権主義を採用する場面

 訴訟手続の進行(職権進行主義)