- 労働衛生(有害業務に係るもの)
- 8.放射線による影響
- 放射線による影響
- Sec.1
1放射線による影響
■放射線
放射線を大別すると、下記のようになる。
「放射線分類」
① 粒子線 |
電離放射線 |
アルファ線 ベータ線 中性子線 |
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② 電磁波 |
ガンマ線 |
波長の最も短い電磁波、白内障を引き起こす。 |
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エックス線 |
人工的に発生させる電磁波、白内障を引き起こす。 |
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非電離放射線 |
紫外線 |
皮膚がんや電光性眼炎を引き起こす。 |
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可視光線 |
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赤外線 |
白内障を引き起こす。 |
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マイクロ波 |
組織壊死を引き起こす。 |
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レーザー光線 |
誘導放出の原理でつくられた人工的電磁波。 熱凝固作用があり、網膜火傷や皮膚障害を起こす。 |
■電離放射線
電離放射線にさらされることを被ばくという。放射線被ばくには身体的影響を受けるものと、遺伝的影響を受けるものに分けられ、遺伝的影響は早期障害と晩発障害に分類される。
「電離放射線による放射線被ばく」
障害 |
発症時期 |
症状 |
① 急性障害 |
被ばく後、30日以内に発症 |
白血病を除いた、造血器障害 消化管障害 中枢神経系障害 皮膚障害 |
② 晩発障害 |
被ばく後、数か月~数十年を経て発症 |
白血病を含んだ、発がん 白内障 胎児に影響 遺伝的影響 |